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住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン | 環境省

住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2202.pdf


Ⅰ はじめに

 飼育頭数の増加及びライフスタイルの多様化とともに、種々の環境で犬や猫が飼育されるようになり、不適正な飼育などから飼い主とその近隣住民などとの間でトラブルが発生し、しばしば感情的な対立を引き起こすようになっています。


Ⅲ 飼い主の心構え

1. これから犬や猫を飼いはじめる方へ

 間違った飼い方をしたために、動物の存在が飼い主や周囲の人達へのストレスやトラブルの元となったり、アレルギーなど様々な病気の原因になる事例も発生しています。

⑦ 近隣に迷惑をかけないように配慮できますか?

 犬や猫の鳴き声、臭い、ふんの放置は、多くの地域で近隣トラブルの元となっています。近隣に迷惑をかけないために、ふんの始末はもちろん、適切なしつけや防音対策などもしなくてはなりません。



2. 飼い主の責任

(1) 犬や猫の安全の確保

① 放し飼いをしない

 動物愛護管理法や都道府県などの条例に基づき犬の放し飼いは原則禁止されています。
 外出の際には犬は必ずリードをつけましょう。散歩中や外出先では、どんなアクシデントに遭うかわかりません。ノーリード(リードをつけない、またはリードを外した状態)の結果、迷子にさせてしまうのは飼い主の責任です。万一の場合に備えて「オイデ」など呼び戻しができるようにしつけをしておくことも重要です。


③ 不妊去勢手術

 不妊去勢手術は、なるべく早期に実施することが有効です。最初の発情の前に行えば、一生涯繁殖に関するストレスから解放し、安定した生活をおくらせることができます。


3. しつけ

 犬や猫が人間社会で生活していく場合、人と犬や猫の良い関係を築いていくために、そして周囲の迷惑にならないように、体型の大小にかかわらず、しつけは欠かせません。犬については、家庭内のルールとコミュニケーションの取り方、社会性を身につけさせるため、無駄吠えの防止、甘噛みのコントロール、「オイデ」、「マテ」といった基本的なしつけをしましょう。
 犬や猫のことを勉強して、本能や習性を正しく理解してください。過度にかわいがり擬人化するようなことは、犬や猫にとっても不幸な結果になります。愛情を注ぎつつも、犬は犬として、猫は猫としてつきあっていくことが必要です。


IV 住宅密集地における犬及び猫の飼育

 住宅密集地で犬や猫を飼うときは、近隣住民に迷惑をかけない飼い方が基本です。住宅密集地では、近隣との距離が近く、他人のことを考えずに飼育をすれば様々な問題が生じます。また、最近では高齢の犬や猫の遠吠え、夜鳴きなどで、周辺に迷惑をかけることも問題となってきています。最悪の場合、手放さざるを得ない状況になってしまうこともあるようです。


1. 犬を飼うとき、猫を飼うとき

① 犬

 住環境によっても飼うのに適した犬の種類は異なります。一般に住宅密集地では鳴き声が大きな、よく吠える特性のある犬種は向かないと言われています。
 鳴き声などによる近隣への迷惑の防止や犬とのコミュニケーションを容易にするため、犬はできれば室内で飼いましょう。特に集合住宅、過度に住宅が接しているような場合は、室内飼育をお勧めします。屋外ばかりで飼うことは、犬を家族から引き離すことになり、大変なストレスとなります。また、目が届きにくくなるため、しつけも難しくなります。
屋外で飼う場合は、次のことを心がけてください。

・ 外部からの刺激で吠えるような場合には、原因を調べてそれにあった対策を行います。
たとえば、外を人が通るのが気になる場合は、犬の居場所を移したり、外から見えないように植え込みを作ったりします。特定のものに対して吠えるようなら、そのものを遠ざけるなどの配慮も必要です。


2. 複数頭飼育の際に注意しなければならないこと

犬や猫を複数飼育する、あるいは犬と猫を一緒に飼育する場合もあります。複数飼育する場合にはいろいろと注意しなければならないことがあります。

・ 動物には1頭1頭、それぞれ違った個性があります。犬同士、猫同士、犬と猫の折り合いが悪い場合もあります。
・ オス同士で飼育する場合、順位争いに注意しましょう。
・ 吠え声、臭い、ノミ、ダニなどの衛生面は1頭飼い以上に気をつけなければなりません。
・ 不妊去勢手術の必要性を考えましょう。ケンカの軽減にもつながります。



4. 犬の散歩時に気をつけること

 犬と人、他の犬などとのトラブルを防ぎ、快適な居住環境を維持・向上していくために、次のことを守りましょう。

・ふん尿の処理

 散歩のときは必ず処理袋を携行し、ふんは自宅に持ち帰って処理をしましょう。場所によっては排尿の跡を水で洗い流すなどの配慮も必要です。
 日ごろから、自宅で排泄を済ませてから散歩に行くような習慣をつけましょう。

・ノーリードで遊ばせない

 散歩時だけでなく、公園などにおいても必ず犬にリードをつけてください。放し飼いは原則禁止とされているだけでなく、犬が交通事故にあったり、人に危害を及ぼしたりする場合があります。散歩中の他の犬に対して危害を及ぼす、犬同士のケンカを止めに入った飼い主を咬んでしまう、子供に対してじゃれてケガを負わすなどの事故が起こっています。
 犬を遊ばせる時は、ドッグラン(犬を自由に遊ばせる広場)などを上手に利用しましょう。


VI  迷惑防止策

 住民の中には犬や猫が嫌いな人やアレルギーで近寄れない人がいます。敷地内に入ってきた犬
や猫のふん尿に悩まされる場合もあります。犬や猫が家の?地に入ってこられないようにする方法を紹介します。

・ ごみの処理を確実にして、荒らされないようにする。
・ 犬や猫が入れないように網やネットなどで進入路を防ぐ。
・ 猫は水を嫌うので、通り道、ふんをする場所に水をまく。
・ 市販の猫専用忌避剤、酢、木酢液などを散布する。
・ 市販されている超音波発生器(センサーが猫をキャッチすると超音波を放射する機器)など
の猫よけグッズを使用して猫の侵入を防ぐ。
迷惑防止策のプレートなどを自治体からもらって貼る。
『犬のふん放置禁止』など、市区町村や保健所で配布していることがあります。


VII  困ったときの相談先

 わからないことや困ったことがあれば、都道府県、指定都市、中核市の動物愛護管理担当部署、
あるいは最寄りの動物愛護センター、保健所、獣医師会などに相談しましょう。
 また全国組織である財団法人日本動物愛護協会、社団法人日本動物福祉協会、公益社団法人
日本愛玩動物協会や地域の動物愛護関連の公益法人などでも相談を受けているところがありま
す。
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